左手甲に出来た乾癬の痕

乾癬患者であれば冬場は乾癬の皮膚症状が悪化する季節であるということには共感いただけるであろう。今年の冬も例外なく乾癬の皮膚症状が少し悪化してきています。

僕の場合、乾癬の皮膚症状があるのは下記の場所である。

  • 耳の眼鏡をかけているあたり。
  • 背中から腰にかけてポツポツと。
  • 太ももや膝から下の脛とか。

この中で、背中から腰にかけて発症している部分が、冬場に悪化することが多いです。寒くなって空気が乾燥しはじめると、いやな感触(肌がカサカサで乾癬になりそうな感覚。)になってきて正月頃から悪化しはじめ、3月頃がピークといったところでしょうか。暖かくなり、5月頃から症状が改善しはじめるといった状況を毎年繰り返しています。

不摂生がたたってか、冬場に悪化して夏場に改善する繰り返しなのだが、皮膚症状に関して年々少しずつ悪化してきているように感じている。今年の冬は今まで発症したことが無かったところに炎症ができたので、その事について書きます。

左手甲に出来た炎症

普段から肌が露出している部分に乾癬の炎症が出来ることは殆ど無かったのだが、ついに出来てしまった。その場所は左手の甲です。

紫外線に当たると乾癬の症状は改善されやすいので、普段から肌が露出している部分に乾癬の皮膚症状は現れにくい。そんな場所に炎症が出来ると「やっぱ悪化してきているのかな?」と感じて良い気分ではない。

が、薬も塗らず何もしていないが、治るのも早かった。2月の初めころに小さな炎症が発症し、7-8mmくらいの径になったが既に炎症自体はほぼ治っている。やはり外に露出しているから治りやすいのだろう。それと、最近禁酒をしていることも影響しているのかな?でも他の炎症は変わらずなので、禁酒とは関係ないかもしれない。

乾癬の痕を記録する

今まで乾癬の症状や痕を写真に撮って残したことは無いが、左手甲に出来た乾癬の痕がどこまで綺麗になるかを記録に残してみようと思ったので、写真を掲載していきます。

3月7日の状態

乾癬の発症から約1か月後。炎症は90%以上治っていると言えそうな状態です。このくらいの症状で早く治るのであれば、それほど気にならないが、治らなかったり炎症が増えたり大きくなってくると気が滅入ってくるのですよね。こうなってくると辛さを感じてくることになります。

左手甲に出来た乾癬の痕(3月7日)
左手甲に出来た乾癬の痕(3月7日)

痣のようになっていますが、この痕がどこまで綺麗になれるのか、1週間毎くらいに追記していく予定です。

3月15日の状態(8日後)

うーん、なんだか写りが変わってしまいました。別に日焼けしたわけではない。撮影した際の光加減だと思います。

で、先週から一週間ほど経過しましたが、乾癬の皮膚症状が完全に治ったわけではありません。ほんの僅かなのだが、触ってみると少しザラついた感じがあり、炎症が残っていることがわかります。大きさにすれば、1.5mm×1mm以下くらいの範囲です。元の痕は直径8mmくらいあるので、かなり小さくなりました。

左手甲に出来た乾癬の痕(3月15日)
左手甲に出来た乾癬の痕(3月15日)

痣のようになっている部分については、若干色が薄くなってきたかな?と感じますが、そう大きく変化していません。

3月21日の状態(14日後)

またもや写真写りが今までと違うが、ご容赦ください。最初に写真をアップしてから2週間経ちました。乾癬の炎症は完全に治っています。痣の部分を右手で触っても全くザラつきなど感じません。

左手甲に出来た乾癬の痕(3月21日)
左手甲に出来た乾癬の痕(3月21日)

毎日見ているので分かり難いが、最初よりも色が薄くなってきているように思う。この調子でどれ程目立たなくなっていくのか、今後を見守りたい。

9月15日の状態(192日後)

暫く放置している間におよそ半年が経ちました。もう、殆ど炎症の痕はわかりません。本人でさえ、「よく見ればこれかな?」という程度です。他人からすると、気づかれることはないと思います。

左手甲に出来た乾癬の痕(9月15日)
左手甲に出来た乾癬の痕(9月15日)

手の甲に症状が発生したのははじめてでしたが、比較的早く治りました。ただ、炎症の痕が残っていたので、これがどのくらいで目立たなくなるのか気になり、この記事を書いてみました。

乾癬の皮膚症状が酷くなっていれば炎症の痕も中々消えないでしょうが、比較的軽い症状であれば、殆どわからないくらいまで炎症の痕は消えることがわかりました。